南山寮職員一同は、「人間性豊かな人間形成(いのちの輝き)を追求する」という基本指標を常に念頭に置き、入所児童が心身ともに健やかに育つべく日々の処遇に努めるとともに、児童の社会的自立に向けて全力でサポートします。

・ 職員一丸となって常に権利擁護の立場に立ち、子どもたちが幸せに生きる権利を守り、権利と責任の大切さを子どもに伝えます。また、積極的に地域社会と関わり、地域住民に愛され、信頼される施設になります。

・ 児童相談センターや子ども福祉課など関係機関との連携を強化し、アドミッションケアからインケア・リービングケア・アフターケアまでのパーマネントプランニングの充実に努めます。

・ 地球人として、「いのち」を大切にする心、人との絆を大切にする心、物 を大切に扱う心を育てます。

   
1)昨年4月の児童福祉法改正で示された被措置児童等虐待防止ガイドインに照らし、施設における新たな社会的養護の体制を見直すとともにさらなる子どもの権利擁護の強化に努めなければなりません。

(2)子どもの成育歴を丁寧に検証・把握し、年齢や発達に応じた指導を行いながら、パーマネントケアの充実を図らなければなりません。

(3)虐待の連鎖を断つため、そして社会に出て人と人との関わりの中で生活していくため、入所児童に「いのち」の大切さをしっかりと学ぶ機会を提供する必要があります。

(4)入所児童に物を大切にする心を養わせ、快適な住環境を保障するためにも、設備の保守点検を定期的に行って早目の設備整備に努めるとともに、水道光熱費の無駄遣いや機器・器具の破損を防ぐ必要があります。また、今秋名古屋で開催されるCOP10に機に、環境教育の場を提供したいと考えます。



 
 
(1)子どもの権利擁護について職員も入所児童も積極的に学習します。
 ・職員による「子どもの権利条約」の再学習と、「子どもの権利ノート」の有効的な活用方法の検討
 ・子どもサロンをさらに充実させ、入所児童が自分の意見や考えを表明できる場を保障
 ・南山寮の倫理綱領の策定
 ・開かれたチームケアシステムの構築と専門職(心理士)との有機的連携

(2)入所児童のより豊かな“育ち”につながる自立支援計画を策定します。
 ・実態に即した自立支援計画の策定と評価の実施
 ・先進的なパーマネントプランニングを導入している施設の見学
 ・学力向上事業費の有効活用による基礎学力の保障
 ・自発的な学習姿勢の促進(読書運動など)

(3)地域社会とのコミュニケーションや関係機関とのネットワークから、「いのちの大切さ」「人と人との繋がりの大切さ」を学ぶべく、自己研鑽に励みます。
 ・より良き社会的養護・権利擁護の構築に向けて、地域社会や関係機関とのスクラムの強化
 ・“虐待問題”に関する定期的な職員研修の実施
 ・「いのち」や「もの」を大切にする学びの機会の提供

(4)中長期にわたる施設設備整備計画を立てるとともに、入所児童と職員が一緒になって「エコ」に取り組む雰囲気を作ります。
 ・エアコンや電話をはじめとする設備・機器の入れ替え計画の立案
 ・水道光熱費節約運動の継続
 ・いきもの地球会議に向けて日々の生活の中で地球環境を考える学習機会を立案
  
※ ・入所児童の定員数:65名 

  ・職員数:25名 (直接処遇職員18名 間接処遇職員7名)
 
  
 
 
<月会議> 

 ・職員会議・リーダー会議・各フロアー会議・給食担当者会議・給食審議会 
 ・進路指導会議(年9回)・予算検討会議(年4〜5回)
 ・セラピストとの懇談会(年2〜3回)里親さんとの懇談会(年2回)
 ・児童相談所職員との懇談会(年1回)

<月行事>
 ・誕生会・避難訓練・夕食会

<年間行事>
 ・児童健康診断(6月・2月)・フロア行事・子ども会行事・キャンプ活動
 ・法人総合防災訓練(年2回実施)
 ・インフルエンザ予防接種(11・12月実施)・子どもサロン(隔月1回)
 ・各種招待行事参加(スポーツ観戦や観劇・食事等)

<名古屋市 児童養護施設連絡協議会の行事>
 ・学童海の家(篠島)・幼児海の家(野間)・福祉絵画展
 ・スポーツ大会(ソフトボール・野球)・児童福祉施設運動会
 ・退所児童社会自立宿泊研修・フットサル大会

 





寮 長
山田勝己

 
 


 児童養護施設 南山寮のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

   児童は、人として尊ばれる。

   児童は、社会の一員として重んぜられる。
   児童は、よい環境の中で育てられる。

                              <児童憲章 前文より>


 子どもは、全面的で調和のとれた人格の発達のために、家庭環境のもとで、幸福、愛情、そして理解のある雰囲気の中で成長すべきです。

                             <子どもの権利条約 前文より>


 上述のように、国が定めた児童憲章においても、国連の子どもの権利条約においても、すべての子どもたちには、幸せに育つ権利が保障されています。子どもたちは地球の未来を担うべき大切な存在として擁護されなければなりません。しかしながら、現実には、自分自身の意志や責任とは関係なく、家庭の成り立ちやそれを取り巻く社会的基盤の脆弱さにより、苛酷な生育環境に身を置くことを余儀なくされ、身体的にも精神的にも社会的にも傷ついた子どもたちがたくさんいます。

平成22年4月1日現在、愛知育児院南山寮には63名の子どもたちが暮らしています。愛知育児院は明治19年の創立以来124年目(この南山の地に移転して南山寮と称してから101年目)を迎え、これまでに1900名を超える子どもたちが愛知育児院南山寮から社会へと巣立っています。

 南山寮に残された貴重な資料を読むと、かつては社会体制そのものの変革が及ぼす貧困や、日清・日露・第一次世界大戦などの戦争によって施設で生活せざるを得ない子どもが多かったことがよくわかります。児童虐待という言葉が定着した21世紀への変わり目から、家庭や地域社会が本来担うべき子育ての力が弱まり、ややもすると子どもの健康的な成長に支障をきたすケースが増えてきました。

 私たち施設職員は、かつては「子育てのプロ」であれば良かったのですが、被虐待児や発達障害児が圧倒的に多い昨今においては、より深い専門性を兼ね備えた子育て機関としての児童養護施設の役割がクローズアップされてきております。

 私たち施設職員は、心に負担を抱えた子どもたちのために、できるだけ家庭的な雰囲気の中で安寧に暮らせるように配慮しなければなりません。毎日の生活の中ではもちろんのこと、学校や地域の各種行事・南山寮独自の行事の中で子どもたちが豊かな学びを体感してくれることを期待するとともに、進学や就職などそれぞれの夢の実現のサポートに向けて、必要な知識や技能の習得を応援していきたいと思います。



明治19年(1886年)森井清八氏の発案により愛知育児院を創設

明治37年(1904年)財団法人愛知育児院となる

明治42年(1909年)現在地に移転し、愛知育児院南山寮と称す

大正 4年(1915年)大正天皇の即位の礼に際し、院児製作の塩瀬絞卓掛献上する

昭和21年(1946年)真宗大谷派が愛知育児院の中心的な支持母体となる

昭和27年(1952年)財団法人から社会福祉法人に組織変更する

昭和36年(1961年)養護施設の公称を南山寮とし、社会福祉法人愛知育児院養護施設南山寮と改名する

昭和61年(1986年)100周年記念式典を挙行する

平成11年(1999年)大規模改築工事を行い、7棟から成る小舎制から5ユニット構成の中舎制に体制を変更する

平成18年(2006年)120周年記念式典を挙行する

平成19年(2007年)児童運動場完成


 
 

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